第3章 無力な少女
村人にもすぐに状況が伝えられた
しかし、村人には到底受け入れられる話ではなかった
「は!?なんだよ、それ!」
「じゃあ、あの男が病気を持ち込んだのか!」
「女、子供には伝染らないなんて、本当なの?」
はじめての伝染病に、村はパニックに陥った
「必ず、特効薬を作りますから!対象者との接触を避けてください!すでに体調が悪い人は安静にしていて下さい!」
村人に説明しても納得はしてくれない
それならば、納得してもらえるよう一刻も早く特効薬を作るしかない
何より死人が出る前に、何としてでも薬を作り上げたかった
凄まじい気迫で、特効薬の研究にとりかかる
「主人公!悪いけど、私はしばらく研究室にこもるわ。」
「おかあさん、、、」
一連の騒動に、主人公はオロオロすることしかできなかった
私には何もできない、、、
こんな時におかあさんのお手伝いができたらいいのに、、、
小さな手をギュッと握りしめた
そうしている間にも、次々に村人は倒れていった
閉鎖的な村人達は、伝染病の恐ろしさを知らなかった
いたずらに接触してしまい、次々に感染者が増える
リリスの予想通り、倒れるのは成人した男性ばかり
「おい!薬はまだてきないのかッ!」
「早く、なんとかしてちょうだいよ!」
「うちはせがれも夫も、倒れたんだよッ!」
気がつけば、半数以上の村の男達に感染してしまっていた