第12章 矛盾
「キャプテンもさ、きっと色々考える事があるんだろーよ。」
「なんだよシャチ、お前なんか知ってんのかよ!教えろよ!」
「いや、それがさっぱりわかんねーんだわ。」
「なんだよ、それ。」
確かにローは主人公のことを知っている、、、というとこまではわかったシャチだったが、ローも主人公も何も言わないので結局は謎のまま
最後だから2人に思い切ってに聞いてみるか、と言いながら、シャチとペンギンは先に教会に到着した
しかし、
「お〜い、主人公〜。」
「来たぜー。」
いつもはすぐに優しい声で、いらっしゃいと出迎えてくれる主人公だが、今日は何度か呼んでみても返事がない
何か忙しいのだろうか、、、
そう思い、シャチが扉を開けてみると、扉は開いていた
そして、そこには既にテーブルの上にたくさんの料理が用意されていた
それなのに、やはり肝心な彼女の姿はない
「あれ?お〜い、主人公?」
ざっと見回してみても、大きな声で呼んでみても彼女の姿はない
「シャチ、ペンギン、どうしたの?」
一足遅れて到着したベポが、事情を聞いて主人公を探しにペタペタと台所などを覗きに行く
「主人公〜。オレだよ。ベポだよ。どこにいるの〜?」
しかし、やはり主人公の姿はどこにも見当たらなかった
私室にも、教会にも、気配までも、、、、感じられない
いつも主人公は出来たての料理をシャチ達に振る舞ってくれる
しかし、テーブルの上の料理はどれも美味しそうだったが、明らかに冷めていた
疑問に感じながら、彼らがあたりを見渡すと、、、、
テーブルの料理と共に、そっと封筒が置いてあるのをシャチが見つけた
「おい、これ。」
宛名には
シャチ、ペンギン、ベポ
と、書いてある