第12章 矛盾
「、、、それにしても、初めてだな。主人公のとこにキャプテンがついて来るのって。」
「だな。、、、最後だからさ、キャプテンもきっと主人公の料理食いたいんじゃね?前に、弁当めっちゃ食ってたし。」
珍しがるシャチとニヤニヤしたペンギンが、からかいまじりに先を急ぐ
「あ〜でも主人公のメシ食うのも、これが最後か〜。ほんと名残惜しいな〜。」
シャチがそう言うと、ペンギンがそうだな、、、と頷く
「正直言うとさ、オレはベポに賛成だ。主人公が仲間になってくれたら最高なんだけどな。オレら、誰一人料理うまくねーしよ。」
「俺だってベポに賛成だよ。でも、キャプテンの反応見たら、どう見たって無理だろあれは。主人公本人も行かないって言ってんるだし。」
ベポは今朝、川から帰るとすぐにローに主人公を仲間に加えたい、と進言していた
それまで心ここにあらずといったローが、反応を示したのはその時だ
一瞬、明らかに固まったローは、しばらく考えてから呟くように言った
「、、、、アイツがそう言ったのか?」
「ううん。主人公は行かないって言ってる。、、、でも、おれ、どうしても主人公を仲間にしたいんだ!ちゃんと一晩考えたよ!主人公はおれが説得するから!だから、キャプテン。許可だけでもくれよ!」
「、、、、、駄目だ。」
「お願いだよ!キャプテン!おれ、なんだかよくわからないけど、、、、主人公がいなきゃ駄目な気がするんだ。」
「、、、駄目だ。」
「キャプテンったら!なんで、駄目なの?女の子だから?でも、主人公は料理もうまいし、お医者さんだよ。キャプテンの手伝いだって、おれらよりずっとできる筈だよ。乗せて損はないじゃんか。」
「駄目なモンは駄目だ。しつけェぞ。」
船内では、そんなやり取りが朝から繰り広げられていた