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星の舟【ONE PIECE】

第12章   矛盾  






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昨日、いきなり出港すると言い出した横暴なキャプテン命令に従い、シャチ達は朝から買い出しやらの諸々の出港準備を全て終わらせた

準備は万端、これでいつでも出港できる


そして、二人と一匹は主人公と最後に一緒に食事をするという約束を守るべく、教会に向かう道を歩いていた



しかし、何度も通った道も今日は少し様子が違う

シャチ達のだいぶ後ろからついてくる、もう一人の人物


彼は進んだかと思うと、思いつめたように止まり、止まったかと思うと、また突然進み出す、、、先ほどからそのくり返しだった



「ね〜キャプテンったら!行くの?行かないの?もう、先に行っちゃうからね〜」


ベポが大きな声で、ローに呼びかけるが、彼自身の耳には入ってはなさそうだ


この島に来てから、我らがハートの海賊団のキャプテンは様子がおかしいが、今朝の彼は特におかしかった


まず、朝食を作ったシャチは、卵焼きに塩と砂糖を間違えてしまった
とんでもなくクソ甘い玉子焼きになってしまい、てっきりローにどやされるかと思いきや、ローは文句も言わずにその玉子焼きをモソモソと食べていた

甘いものが苦手なローが、だ


さらに、ペンギンは昨夜の女遊びが過ぎて、今朝は帰船が遅れてしまった
これまた、いつもなら怒るローが何も言わなかった
ローの新手のお仕置きだろうか、、、とペンギンは冷や汗をダラダラかいたが、そもそもローはペンギンがいない事にも気づいていないようだった

あのローが、だ



心ここにあらずとは、まさにこの事



いつもならツッコミどころ満載のシチュエーションだが、それもできない程に今日のローはおかしいので誰も怖くてツッコめない



「シャチ、キャプテンに一体、何があったんだよ。かなり怖エーんだけど。」

「俺が、知るかよ!俺が船に帰ったときから、ああなんだよ!」


シャチとペンギンが、コソコソと声をひそめた


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