第12章 矛盾
身も心もボロボロに傷ついていた主人公が再び笑えるようになったのも、今は亡き神父様とこの街の優しい人々に支えてもらったからだ
色々な人に支えられ、助けてもらって生きてきた
私はずっと、ひとりじゃなかったのに、、、、
今は亡き神父様の言葉を思い出す
『神様は主人公、お前の心の中におるんじゃよ。』
神父様の言葉が今ようやくわかった気がした
今更になって、気づくなんて、、、、
ローがいなければ何処でも同じなどと、全てを諦めるなんて、、、本当に自分はなんて勝手で愚かなんだろう
10年の間に、少しは強くなれたと思ったのは全くの勘違いだったらしい
こんな私が偉そうに人々に一体、何を伝えてきたのだろう
何一つ成長できてない、私はずっと弱いままだわ、、、、
シャチやペンギンやベポ、そして、ロー
海賊だけど、彼らはとても眩しかった
それはきっと、他の誰かに何を言われようとも自分を貫く強さを持っているから
―――私も、強くなりたい、、、、
心からそう思った
苦しくてもみっともなくても、足掻いて足掻いて、喘ぐように必死に生きてみよう、、、と
ローの為でもなく、街の人の為でもない
今度こそ、自分自身の為に強くならなければ
今朝がたまでローが繋いでくれていた手を、主人公はギュッと強く握り締めた