第11章 忍び寄る闇 ⚠
主人公が言葉に詰まり立ち竦んでいると、ローが小さな声でポツリと呟いた
「あれから、海軍の様子はどうだ?」
ローから会話を投げかけてくれたのは嬉しいが、いきなりこの話題だとは思わなかった
「、、え、ええ。それがね、、、、」
頭の中で予め用意していた言い訳を、笑顔で口にする
「なんだか人違いだったみたいなの。私と似た研究をしていた人がいてね。その人と私を間違えたんですって。だから海軍の人達は明日帰るそうよ。本当に人騒がせったらないわ、、。」
「、、、、、。」
一気に言い終えて、ドキドキと胸がうるさく騒いだ
主人公の言葉に、あからさまにローが眉を寄せた
普段、人に嘘をついてはいけないと教えを説く立場なのに、、、、こんなにもやすやすと偽りを口にするなんて、、、
私は何度、罪を犯すのだろうか
しかし、、、、
なんとしても、彼らに、ローに無事にこの島を出て欲しかった
騒ぐ胸を無理矢理に押さえ込み、主人公は夕方のでき事を思い出す
ベポ達が帰った後、目の前に現れたのは、、、、
海軍中将モモンガだった
「あなたは、、、!?」
―――見張られていた、、、!
気づいた時には遅かった、、、
3日は待つと言いながら、主人公が逃げてしまわないように彼は見張っていたのだ
どうして、そこまで、、、疑問は湧いたが、それどころではない
驚く主人公を他所に、中将は静かな声で告げた
彼は他の海兵は連れず一人だった
「先ほどの奴等は、、、ハートの海賊団のクルーですね。まさか、奴等もこの島にいたとは。」
「ち、違います!彼らは、、」
慌てて否定するも、中将の目はまるで信じてはいない
「我々は手配書の全てを頭に叩き込んでます。もちろん主だったその一味も。ほくろの数や傷のあとまで全て記憶している。」
「奴らは、ハートの海賊団クルーのシャチ、ペンギン、そして航海士のベポ、、ですね。」
「ち、違うわ、、!」
主人公の青褪めた顔が答えだと、中将はさらに続けた