第11章 忍び寄る闇 ⚠
「キャプテンに、この島でもうちょいゆっくりしよう!って言ったのに、キャプテンたら全然聞いてくれないんだ。」
「あの人、この島に来てから随分と様子がおかしかったからな。早く島を出たいみたいでさ。」
「そう、です、、か。」
ベポとペンギンの言葉に、かろうじて返事ができた自分はえらいと思う
ロー、、、
「、、、、大丈夫か?」
最後の洗濯物を渡しながら、シャチが小さな声で聞いてくれた
最初からわかってたことじゃない、、、
大丈夫、またいつもの日常に戻るだけ
ローの無事がわかったのよ、それ以上に何を望むの
ただ、、、あまりに急だったから驚いただけ
そう自分に言い聞かせながら、なんとか言葉を紡ぐことに成功した
「、、、それは本当に、、良かったですね。」
「、、、主人公、、、」
「、、、!!」
「、主人公、、」
意識してちゃんと笑った筈なのに、、、
皆、とても心配そうな顔をしている
どうして?
どうして皆、そんな顔してるの??
そう思っていたら、頬に涙がつうッと伝って落ちた
頬の感触でようやく気づく
私は
笑いながら、、、、泣いていた
涙なんて流しちゃいけないのに、それは止まることなく溢れ続ける
どうしよう、、、、
止まらない、、、
そう思ったら、突然
グオオオ――――――!!
目の前で大きな咆哮が聞こえた
あまりにも大きな野生の咆哮のようなそれは、ベポの声だった
空に向かって吠えている
ベポのクマらしい声を初めて聞いたのか、シャチもペンギンもあんぐり口を開けた
大きく吠えた後、ベポは主人公に向き直った
そして、ハッキリと言った
「!!主人公!!!おれ達の仲間になってよ!!」
「、、、え?」
「「は?」」
ベポの咆哮に続き、発せられた言葉にシャチもペンギンも驚いた
もちろん、私も、、、
ベポは一体、何を言ってるのだろうか