• テキストサイズ

星の舟【ONE PIECE】

第11章 忍び寄る闇  ⚠




「それか船も生きてるからな。たまたまコイツがそういう気分だったんだろ?」

「、、、気分、、だと??」

「そうさ。船はけっこう気分屋だぜ。おい!そこのクマ!航海士ならそういうのわかるんじゃねェか?」

「うん、、、。それはなんとなくわかるよ!最初は全然わからなかったけど。同じような、波や風でも船がいつも同じように進んでくれるわけじゃないから。」


だからわかるよ、とベポはデッキを抱きしめたまま、確信を持った口調で答える



「だろ?生きてんだよ、船はな。」

「クラバウターマンかどうかは知らねぇが、大事にされてきた船は時に意思を持つ。俺も長年船大工して、色んな船を見てきたからな、それは確かさ。」

「そ、それじゃあなにか?俺達の船が生きてて、気分で壊れるフリでもしたっていうのかよ?!」


ペンギンも信じられないとばかりに、口を挟んだ

全くだ、バカバカしすぎて話にならない



「、、、茶番だな。」



ローの言葉に、修理屋は打って代わって真剣な顔になった


「ま、信じる信じねェは、お前さんの勝手だがな、、、。現に、舵が動かなくなったのは事実だろ?」

「、、、、、。」

「だからこの島に辿り着いた。違うか?」

「、、、、、。」

「そして舵は間違いなく壊れてはなかった。」

「、、、、、。」

「、、、この島でなきゃいけない理由があったんじゃねェのかい?ま、船が、、、かどうかは知らねェがな。」


修理屋はそれ以上は何も言わなかった






船に意思だと?、、、、壊れたのはただの偶然、バカバカしいにも程がある

そう思ってる筈なのに、、、、

何故か、ローはマストに触れて船を見上げずにはいられなかった




―――おい、ふざけんなよ、、、この島でなきゃいけない理由ってなんだよ



しかし当然、返事はあるわけなく、年老いた船は沈黙を貫くだけだった

まるで、ロー自身に考えろ、、、と言わんばかりに、、、


―――クソッ!!

―――どいつもこいつも、、、一体なんだって言うんだ、、、!!





/ 482ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp