第11章 忍び寄る闇 ⚠
「実は、この船な、、、もともと、壊れてなんかなかったぞ。」
「、、、、、。」
「、、、、、。」
「、、、、、。」
「「「は?」」」
「、、、、、、。」
その時の二人と一匹の顔は随分と間抜けだったらしい
ローですら、目を見開いて固まった
「細かいとこは全部直しといたがな。お前らが言ってた舵は何の問題もなかったぞ。船骨もまだまだ傷んではないし、普通に使う分にはあと10年は乗れるだろうよ!」
ガハハハ!と豪快に笑いながら、タウロスは続けた
「というわけで、メンテナンスはばっちりだ!今すぐにでも出航できるぞ!」
「「「な、な、な、、、、、!」」」
「、、、、。」
開いた口が塞がらないとはこの事だ
「だーーーーッ!!!紛らわしい言い回し、すんじゃねェよ!!このクソ大工!!」
「まじで、ビビったわ!!勿体つけやがって!イカツイ顔して、ボケかますな!!面白くねェんだよ!!」
「うわ〜ん、良かったよ〜!!」
シャチとペンギンは怒り出し、ベポはデッキにうずくまって船を抱きしめた
「なんだとぉ、このヒヨッコどもが!!こちとら、大きい修理がないなら代金もぼったくれねェじゃねェか!!残念以外に言葉はあるかぁ!生活かかってんだぞ、コルァ!!」
ギャーギャーと騒ぐ、タウロスとハートの海賊団のクルー達
もう、てんやわんやだ
「、、、、おい。どういう事だ。」
納得が行くように、説明しろ、、、と、ローがギロリと睨んだが
修理屋は動じもせずに、言った
「ガハハハ。さぁな。クラバウターマンまでいるって噂だからな、そいつの仕業かな。」
「クラバウターマン?なんだそりゃ?」
シャチが首をかしげて聞いた
「本当に大切に扱われた船には船の化身と呼ばれる妖精が宿るって伝説だ。船大工の周りじゃ有名な話さ。ま、ワシは見た事は一度もないがな。」
ガハハハと、また豪快に笑った