第11章 忍び寄る闇 ⚠
「はい。我々は理由も存じ上げません。ただ、あなたを丁重にお連れするようにと、命を受けております。、、、重ねて申しますが、必ずお連れするように、と。」
「、、もしも、拒否した場合は、、??」
「その場合は、、、多少強引にでも、お連れするように命じられております。」
「そ、んな、、、。」
「、、、どうぞ、ご英断を。」
拒否した場合は、力ずくで連れて行く、、、
そういう意味なのだと、主人公にも十分に伝わったらしい
丁寧な口調とは裏腹に、目の前の相手の鋭い眼光を見れば、相手が決して冗談を言っているのではないとわかった
「そんな、横暴です!これでは、まるで、、」
そう、、、まるで体の良い誘拐みたいなもんだ
――相変わらず、無茶苦茶だな、、、、
ローは心の中で毒づいた
昔から海軍の奴らはそうだ
正義を背中に掲げながら、、、、上からの命令だと言われれば理由もわからず誘拐まがいの事までやってのける
たちが悪ィのは、それを正義だと信じて疑わねェとこだ、、、、
ローは鬼哭の鞘に、指をかけた
どう見ても分が悪い状況で、何故、自分がそうしたのかはわからない
しかし、このまま主人公が強引に連れ去られようものなら、迷わず自分は剣を抜くだろう、、、そう思った
到底、納得がいかない様子の主人公は何度も中将に食い下がったが、、、、相手の強固な態度は決して崩れる事はなかった
しばらく押し問答を繰り返していたが、、、、
話が通じる相手ではないと悟ったのだろう
怒りを押さえた彼女の声が聞こえてくる
「とても、、、、とても納得はいきませんが、、、、。今、この場でこれ以上、お話しするのも無駄な様ですね。」
「では、来ていただけますか?」
「、、、、せめて、考える時間を少しください。」
「わかりました。、、、しかし、お待ちできる期限は3日です。」
「そんな?!、、、たった、3日ですか?」
「それ以上は、お待ちする事はできません。」