第11章 忍び寄る闇 ⚠
「ドクター主人公は、あなたで間違いありませんか?」
「、、、はい、そうですが、、、。あの、何かご用でしょうか?」
こんな事は初めてなのか、突然の海軍の訪問に酷く戸惑う主人公の声とは対象的に、義務的で固い男の声がその先を続けた
「急な訪問、失礼致します。」
海軍全員が一糸乱れなく敬礼をする中、恭しく男が口上を述べ始める
どう考えても、ただ事ではない雰囲気だ
それを証明するかのような海軍の言葉に、ローは思わず耳を疑った
「我々は、貴女をお迎えに上がりました。」
―――主人公を、、、?
―――一体、どういう事だ、、、?
「え?、、、、どういう事でしょうか?」
主人公もまるで状況がわかっていない様子だ
「、、何故、私が?」
「我々は上層部の命令であなたをお連れしに来たに過ぎません。詳しいことはどうぞ、海軍本部にてお聞き下さい。」
こちらの質問には何一つ答えないまま、一方的に中将は言い放った
理由もわからないのに、海軍本部についてこい、、、と
奴らが言ってる事は無茶苦茶だった
「お断りします。理由がわからないのでしたら、なおさらです。」
そんなところに行くわけない、、、そう言いたいのだろう
普通の女なら、仰々しく海軍に囲まれた地点で慌てふためくだけだろうが、、、、彼女は1歩も引く気はないらしい
さっきまで戸惑っていたかと思えば、今では海軍の中将をしっかり見据え彼女はキッパリと言い放った
納得できない事には決して従わない、そんな強い意志を持った態度に、海軍中将も片眉を上げた様子だった
―――アイツ、、、昔から度胸だけはあったな
ローは思わず口角を上げた
しかし、、、、次の海軍の言葉に、すぐに唇を引き結ぶ事になる
「申し訳ありませんが、拒否は認められません。必ず本部にお連れするよう、上層部よりきつく申し使っております。」
「、、、上層部、、ですって?」