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星の舟【ONE PIECE】

第11章 忍び寄る闇  ⚠





「、、、プテン、キャプテン!、、」




揺すられる感触にローの意識は浮上する

眩しさに目を細めながら瞼を開くと、霞む視界にベポの心配そうな顔が映った




「キャプテンったら、おれのお腹にもたれたまま寝たのはいいけどさ、酷くうなされてたから、、、。」


だから、起こしたんだ、とベポは心配そうにローの顔を覗き込んだ



そういえば、、、、

あまりにも気持ち良さそうにベポがデッキで惰眠を貪っていたので、ヤツの腹を枕に寝転んだ事を思い出した


いつの間にか眠っちまってたらしい




ローの眠りはかなり浅い

寝ている時も神経を張り巡らせているので、意識は常に半分起きてる状態だ

いつもなら夢なんて見ないというのに、、、

ローは軽く頭を振って、らしくないうたた寝に覚醒を促した




「うなされてたけど、大丈夫?」


つぶらな瞳が心配そうにしている




「、、、夢を見てた。」


「夢?どんな夢?」



ベポが興味津々で聞いてくる



「、、、もう忘れちまった。」



どんな夢かと問われて、ローは咄嗟にそう答えた


が、、、、本当ははっきりと覚えていた


酷く懐かしい夢

それでいて、苦しい夢

いくら記憶の中の出来事だからといって、あんな夢を見るなんて、、、、

チッ、、、、10年も前の出来事だ

女々しくて、自分自身に反吐が出る

まったく、、、たるんでる証拠じゃねェか





ローは自分自身を叱責しながら、立ち上がった




「ベポ、俺はなんか言ってたか?」

「、、ううん。うなされてただけだよ。」

「、、、、そうか。」



変な事を口走らなくてよかった

クルーの前で、女々しいところは見せたくねェ




「おい!久々にトレーニングに付き合え。ついでに稽古もつけてやる。」

「ア、アイアイ!キャプテン!」



歩き出したローの背中を追いながら、ベポは心の中で謝った



キャプテン、ごめん

本当はおれ、聞いていたんだ



でもベポは言わなかった

なんだか言ってはいけない気がしたから


ローはうなされながら確かに言ったのだ


『主人公、、、』と


その声はあまりにも辛そうだった




キャプテンが主人公の名前を呼ぶなんて、、、

単なる夢なのかな?

ベポは頭を悩ますしかなかった

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