第10章 罪の対価 ⚠
「ッ、、黙れ、、、、、!!」
主人公の細首を片手でやすやすと掴むと、そのまま耳元に顔を寄せる
そしてゆっくりと、【命令】した
「ニ度と、、、俺の前で、あいつの名を呼ぶな。」
自分でもわかるほどの溢れ出る殺気
ローの片手でも余りそうな主人公の細首から、速すぎる脈が掌に伝わってくる
彼女の小さな喉仏が、ゴクリと嚥下したのがわかった
―――今すぐ、、、あの男を殺してやりたい、、、
本気で、そう思った
主人公があの男の名を呼んだのが、とても気に入らない
「、、、、クソッ!」
気がつけば
噛み付くように主人公に口づけていた
瞳を零さんばかりに見開いた彼女が、腕の中で固まる
主人公に口づけたのは初めてだった
正確には二度目、、、、、
10年前の月明かりの下、、、あの時、初めて口づけを交わした
――『いつか、迎えに行く。その時は、、、』
あの時の言葉がローの脳裏を過った
しかし、目の前の主人公は必死に歯を食いしばって、顔を背け、ロー対して明らかな拒絶の意思表示を見せた
ローは盛大な舌打ちをすると、嫌がって顔を背けた主人公の頬を指で押して無理に口を開けさせ、強引に舌を侵入させた
なおも逃げる主人公の舌を捕らえると、めちゃくちゃに自分の舌を絡ませる
舌を強く吸い上げ、唇を噛み付くように舐め上げながら、歯列の裏をこする
すぐに口腔の奥に隠れようとする彼女の舌を、逃がさないように深く絡め取る
―――コイツの舌は、、、随分と甘ェ、、
もっとと言わんばかりに、小さな舌を無理矢理に味わっていると
ガリっ、、
「、、、つッ!!」
不意に舌への痛みを感じ、主人公の唇から思わずローは顔を引いた
途端に広がる、口内の血の味
理由はすぐにわかった
ローの舌を、、、主人公が噛んだのだ、と