第10章 罪の対価 ⚠
今、自分を見つめている主人公の瞳は、小さな身体を震わせながらも、ローの為に必死で戦ってくれた、、、あの時の瞳と同じだった
しかし今、彼女がそんな瞳をする理由は、ローの為ではない
強い意志を持った蒼く美しい瞳は、、、、あの男の為ものだった
―――クソっ、、!!!!
―――コイツは、、、俺のモンなんだよッ!!
「、、、どうやら、自分の立場がわかってねェみてェだな。」
気づいたら、主人公を突き飛ばすように宣教台に押し倒していた
「キャッ!」
「自分がどういう立場なのかを思い出させてやるよ。」
発した声は冷え切っていた
「やっ!ロー、どいてっ」
主人公の手が、のしかかるローの胸を強く押し退けようとする
ローにとっては、ほんの些細な抵抗にしか感じない
しかし、彼女は全身全霊をかけてローを必死に押し退けようとしている
その行動がまた酷くローを苛立たせた
―――今までどんなに乱暴に抱いても、逆らった事なんてねェ癖に
「、、、うるせェよ」
低くそれだけ言うと、まだうるさく喚く彼女を無視して主人公の修道服に乱暴に手をかけた
彼女の顔から、サーッと血の気が引いた
そして、まさか、、、という顔でローを見上げた
その瞳は驚愕と不安に満ちていて、、、
先程の強い瞳は、すっかり消え失せていた
それを見てローは、ニヤリと唇を歪ませずにはいられなかった
「いやっ!!、、、こんなところで!絶対いやッ、、!」
何をされるか理解した途端に、めちゃくちゃに暴れながら主人公が叫んだ
闇雲に暴れる主人公の顎を乱暴に掴むと、制するように強く睨みつける
そのときに主人公が、涙を流して許してほしいと、ローに懇願していたなら、、、、ロー自身もこの暴挙を止めれていたかもしれない
しかし、彼女は言ってしまった
「いやっ、、、誰か、、!誰か、、アサド!!」
それを聞いた時
ローは、自分の感情の箍が外れる音を聞いた