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星の舟【ONE PIECE】

第2章 暗闇に差し込んだ光



「ローは病気なの?」

主人公が真っ直ぐに聞いてくる


その瞳はリリスと同じ、病気に対する恐怖は一切ない瞳だった




だから自ら、話したのかもしれない

どうせしばらく厄介になる以上、隠してはおけない


「、、、ああ。」

「お前、、、珀鉛病って、知ってるか?」
 



主人公は小さくこくんと頷いた


「お母さんが、前から研究してたから。
、、フレバンスのことも、、、知ってる。」


フレバンスのところで言い淀むということは、主人公はフレバンスの悲劇の事を知ってるのだろう



少し迷ってから、ポツリと呟いた



「おれ、珀鉛病なんだ。」



一日に2度も、自分の病気を誰かに話すなんて


今日はなんて日だよ、、、







畏怖・愕き・同情、哀れみ、、、、

そのどれも、おれは求めていなかった

おれの苦しみは、おれにしかわからない

両親やラミの事も、教会の友達の事も、産まれ育ったフレバンスの事も、、、、、

簡単に何か言ってほしくなかった





白く美しいフレバンスの街は、炎と人の血で真っ赤に染まり滅びた

皆、虫けらのように殺されて、死んでいった

街中に死体が溢れ、それは次々に焼かれていった

同じ人の手によって、、、、

そして、おれ一人が残された、、、、




あれが地獄じゃないのなら、なんと呼ぶのだろうか、、、、





無意識に、、、爪が食い込み痛いぐらいに、両手を握りしめていた




冷たい、冷たい死人の肌

その中に紛れて、自分一人が、生き延びた




ブルブルと、、、無意識に身体が震えた

寒い、、、、、




「、、、、、、。」





冷たくなったおれの手に、そっと小さな手が重なった

そして、そのままギュウと握られる 




子供らしく、酷く温かい手だった







主人公は何も言わなかった




ただ、ただ、冷たくなった手を温めるように、ローの手を包み込んでくれた



小さくて弱々しい、何の強さも持っていない手なのに、、、




その手が与えてくれる温かさは、ローの心の奥まで届いた




途端に、胸に熱いものがこみ上げる


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