• テキストサイズ

星の舟【ONE PIECE】

第2章 暗闇に差し込んだ光




ふと、主人公を見ると

グッと唇を噛みしめ、何かに耐えている



噛んだ唇が痛々しいほどだ




何故だか、主人公の気持ちがわかった


ああ、、そうか、、




この少女は今、自分の無力さを噛み締め

それでも自分の傷を少しでも分かち合おうと、、、、

そうしてくれてるのだ



ローも思わず、その小さな手をギュっと握り返していた




どれくらい、そうしていただろう

お互いの体温がすっかり溶け合った頃



「おかあさんが、絶対に治してくれるよ。」


主人公は少しだけ、寂しそうに笑った




寂しそうな表情が何を意味してるかは、ローにはわからなかった


しかし、その出来事は凍てついたローの心をジワリと溶かした


随分長い間、忘れかけていた何かを思い出し、、、、


酷く救われた気がした




会って間もない少女に、こんな気持ちになるなんて、、、





シスターの言葉を思い出す





ね?ロー君

この世に絶望などないのです

慈悲深い救いの手は

必ずさしのべれます







うん、、

シスター、、、






慈悲深い救いの手、、、

シスターの言った通りだ




二人の天使によって、自分は今日、、、


2度も救われた






ふいに目頭が熱くなり、自然と涙が溢れた


堪える暇もなく、それはポタリポタリと握った手の上に落ちた


それを見て、堪えきれないように主人公もぐしゃぐしゃに顔を歪めた


そして、宝石みたいな涙をポロポロと零した





お互い何も言わなかったし、言う必要はなかった



ただ、ただ、二人で泣き続けたんだ




/ 482ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp