第2章 暗闇に差し込んだ光
「私と、、、友達になってくれる?」
主人公は、小さな右手をローに差し出した
「そっ!そんな恥ずかしいこと、いちいち言うなよ!」
何、考えてんのかさっぱりわかんねェ
「だって、『友達を作ろう!』って本には、こうしろって。」
どんな本だよ、、、
というか、そんな本読むなんて
「お前、友達いないのか?」
ズバリ聞いてみた
ローの言葉に主人公は少し、いやかなり目を泳がせながら、、
「ハトさんや森の動物ならいるよ。。鹿さんとか?」
いや、聞かれても
鹿って、、、、
「お前、人間の友達はいないのかよ?」
主人公は目に見えてションボリして言った
「うん、、、、村の子供はあまり森には近づいちゃだめって言われてるみたいで。私も村には行かないから、、、、、。」
モゴモゴと最後は口ごもる
どんくせェし変なヤツだからな、遊んでもらえないのか??
「やっぱり、だめ、、、かな?」
さらにションボリした様子で主人公が、呟いた
リリスには世話になるしな、、、
コイツは変なヤツだけど、悪いヤツじゃない
むしろ、、、、
「仕方ねーな。なってやってもいいぜ。」
偉そうな言い方しかできない自分に腹が立つ
「ほんと!!嬉しい」
ピョンピョンと飛び跳ねて、主人公は本当に嬉しそうだ
「じゃあ、握手!」
「は?なんでだよ!」
「本に書いてあったよ!」
主人公は出した手を引っ込めるつもりはないらしい
キラキラした瞳を輝かせて待っている
「ちっ!」
ぶっきらぼうに主人公の手をとる
じっとしておくのは恥ずかしいので、握った手をブンブンと乱暴に揺すった
主人公は正しい握手はこうなのね〜と、わけのわからない誤解をしながらクスクス笑ってる
やっぱり、変なヤツだな、、、
そう思ったら
おれもいつの間にか、声を出して笑っていた