第10章 罪の対価 ⚠
「、、、、許さないだと?、、言える立場かよッ!!」
そう言うやいなや、ローは目の前にある椅子を乱暴に蹴飛ばした
「キャッ、、、」
痛ましい音を立てながら、椅子がふっ飛び、、、
床に落ちる頃には、既に椅子とは呼べなくなっていた
「、、、、!」
教会で、僅かな物を大事にしながら暮らしている主人公にとっては、とんでもない暴挙だ
自分を見下ろすローの眼差し
冷たく見下ろされてる筈なのに、、、その瞳の中で、燃える怨嗟に主人公は怯んだ
ローが何に対してそんなに怒っているのか真意はわからなかったが、、、、、彼がとにかく、とてつもなく怒っているのはわかる
正直、怖い、、、、
しかし、椅子を粗末に扱われた事で主人公の怒りもまた明確となった
何よりローが、他人に対してそんな風に口汚く罵った事がとても哀しい
椅子の事はともかく、、、友人を侮辱された事は主人公にとっても引くわけにはいかない
いくら自分の立場がローにとっての奴隷だとしても、アサドは全く関係ないのだから
「取り消して。」
ローの瞳を真っ直ぐに見て、静かな声ではっきりと言うと、彼がギリリと、奥歯を噛んだのがわかった
再会してから、主人公は初めてローに逆らった
しかし、ローならわかってくれると、、、主人公はそう信じてローの瞳を真っ直ぐに見据えた