第10章 罪の対価 ⚠
「そんな、、、、!」
あまりのショックに思わず言葉が詰まる
そんな風に見られてるなんて、、、!
「否定しねェのかよ、、、。」
彼の眼光が鋭くなり、低い声が更に冷たさを増した
「ロー、、、聞いて、、、」
いつから見られていたのかはわからないが、、、ローはとんでもなく誤解をしてるようだ
主人公はすぐに否定しようとしたが、続いてローの口から信じられない言葉を聞いた
「すぐに手玉にとれそうな、頭悪そうな男だったしな。」
心底、意地悪そうにローが吐き捨てた
「、、、っ!!」
ローの口から出た言葉が信じられなかった
そんな風に言うなんて、、、
アサドは、主人公の数少ない友人だ
良き友人であり、時には兄のように心配してくれる
その友人の事を悪く言われるのは、主人公にだって我慢できなかった
アサドの事を知らない癖に、、、彼に失礼だわ
、、、私の事は、どんな風に言ったって構わない
、、、でも!いくらローでも、今のは言ってはいけない言葉よ
ローに対して、静かな怒りが湧き上がった時には主人公は唇を開いていた
「、、、、取り消して。」
「あァ?」
「アサドは勇気ある善人よ。そんな言い方は彼に失礼だわ。取り消してって言ったの。」
キッとローを睨みつけ、はっきりとした口調でローに告げる
ローは一瞬、目を見開き、、、、
それから、みるみると眉間に皺を寄せ、険しい顔になった
ピキリッと青筋が、音をたてたような気がした
「、、、いい度胸じゃねェか。」
ゾッとするような冷えた口調だ
「本気で、アイツに取り入ろうって事か?あァ?!」
「何の事を言っているの?!私の事は何て言っても構わないけど、アサドを侮辱するのは許さないわ。」