第10章 罪の対価 ⚠
あ、、れ、、、、??
次期病院長として、てっきり主人公の病院勤務の話だと思って聞いていたのに、、、、
な、なんだかこれは、、、とっても良くない雰囲気じゃないかしら、、、???
「せ、せ、せっかくなんだけど、、、、その話はまた今度!!ほらアサド、もう病院の休憩時間も終わるわ!そ、そろそろ戻らないと!」
取られた手をさり気なく戻し、アサドと距離を取りながら焦って言うと、彼はあっさりと離れてくれた
やはり、自分の気のせいだったらしい、、、
アサドは女性に対して馴れ馴れしいところがあるから、きっといつもの癖が出ただけ
だって彼は、今まで主人公に対して一度もそんな風に、、、つまり女性として扱った事はなかったのだから
食事や買い物に誘われた回数は数え切れない程だけど、それらは全て友人としてだ
そんな事を思っていたら、いつになく低い声でアサドが言った
「、、、僕はね、今まで色々な女性と付き合ってきた。でも、君みたいな子は初めてだよ。君は純粋で穢れなき天使のようだ。」
「、、、え?」
いつもの軽口とは思えない、真剣な口調に主人公も思わず彼を見た
「君が現れてからは、僕は君だけに夢中なんだ。今までは我慢してたんだけど、、、ここ最近の君はちょっと魅力的すぎるよ。」
思いもかけない言葉、、、、
呆気にとられていると、一旦離れた手を再びアサドに取られ、あっという間に引き寄せられた
チュッ
何を??と思う間もなく、アサドの唇が主人公の頬に触れた
「フフ。君が好きだよ。僕は君との将来を真剣に考えてるんだ。」
唇を離したアサドが、真っ直ぐにこちらを見つめてくる
びっくりして、思わず彼を見上げた
アサドが、私を好き、、、?
まさか、アサドが、、、
そんな風に自分を思ってくれていたなんて、、、
全く微塵も気が付かなかった
びっくりしたけど、これはちゃんと断わらなきゃ、、、、、
そう思い、口を開いた瞬間
「急にごめんね。またゆっくり時間を作るよ!その時はちゃんとプロポーズさせてほしい。主人公、、、良い返事を期待してるからね!!」
そう言うと、、、いつもの彼らしくニッコリと微笑んだ