第10章 罪の対価 ⚠
「アサド、、、、。それも以前から話してるはずよ。医者としての仕事ももちろん大切だけど、私は教会の仕事に誇りを持っているの。神父様から任された大切な場所なのよ。」
「君の気持ちもわかるよ。でも、一刻も早く教会本部に新しい神父を派遣してもらうべきだよ。君も教会と病院を慌ただしく行き来しなくても、医師として専念できるじゃないか。」
「新しい神父様が来られても、私は教会の仕事もこれまで通りやるつもりよ。」
「君がそうしたいなら無理に止めはしない。でも、手伝い程度にしとくべきだよ。考えてもみてくれ、親父もそろそろ年だ。君は外科系が得意で、僕は内科系が得意。君と二人でなら、、、きっと病院をこれまで以上に立派に支えていける。君もそう思うだろ??」
年だと言っても、、、病院長はまだそこまで年は取ってない
まだまだ現役で、元気過ぎる程に働いている
息子のアサドからしたら心配なんだろうけど、、、主人公からしてみれば気が早いとしか言いようがない
「ここは新しい神父に任せてさ。君はすぐに急患に対応できる場所に住むべきだよ。住むところはもちろん、病院に併設されている僕の家だ。近いから急患にもすぐに対応できる。親父も君を気に入ってるしさ、一緒に暮らしても何の問題もないだろ?」
確かにいちいち電伝虫で呼び出されて、教会から慌てて駆けつける事もなくなるだろう
病院の横にはそれはそれは、立派なお屋敷がある
そう、悪趣味なくらい派手なお屋敷だ
これも次の病院長であるアサドが、主だって作らせたものらしい
しかし、主人公が住むには随分と不釣り合いだ
というか、あまり住みたくはない佇まいかも、、、、
はっきり言えずに答えに困っていると、アサドにそっと手を取られた
「フフ、可愛い顔して、、、悩んでるの??大丈夫だよ、僕達きっと上手くやっていけるよ。公私共にね。」
ギュッと手を握られ、そのままアサドに肩を引き寄せられた
アサドの顔が近づき、ジッと目を見つめられる