第2章 暗闇に差し込んだ光
ドクドクとうるさいままの心臓を誤魔化すため、思わず顔を背けた
状況を把握したのか、主人公はアタフタと起き上がった
「私のせいで、ごめんなさい!ローは大丈夫?!あぁ、傷が!!」
泣きそうな顔でおれを心配しながら、傷をハンカチで優しく押さえてくれた
それを見ていたら何故か、胸が温かくなった
「これくらい、何ともねーよ!」
本当は尻がジンジン痛かったが、何ともないように強がって立って見せた
主人公はグスグスと涙をぬぐうと、悲しいんだか、嬉しいんだか、よくわからない顔で
「本当にありがとう。」
と、笑った
、、、、!!!
思わず見とれそうになるのをごまかすために、ニヤリと意地悪そうに悪態をついた
「そ、それより!主人公はどんくせーんだな。」
てっきり、怒るかと思ったのに、、、
主人公はキラキラした顔でおれを見ている
???
「ロー、私の名前、呼んでくれたね。」
今度はニシシと主人公が笑う
「落ちるときも呼んでくれたよね。」
カァッと頬が熱くなる
しまった!つい!
「ばっ、、!お前がどんくさいからだろ!」
自分でも、わけのわからない言い訳をしてしまう
「ありがとう!ローが私の名前、呼んでくれて嬉しい!」
おれの悪態なんて関係ないように、主人公は本当に嬉しそうに笑った
主人公があまりにも無邪気に笑うものだから、ローはそれ以上何も言えなくなった
たかが、名前を呼んだだけなのに、、、、
変なヤツ、、、、