第10章 罪の対価 ⚠
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「主人公!お疲れ様!」
礼拝も無事に終わり、人々の見送りも終わった後、、、
主人公がホッとしている中、呼ばれて振り返れば、そこには良く見知った人物がいた
「アサド!?」
アサドは同じく医者で、今年27歳になる
主人公がお世話になっている病院の跡取り息子だ
主人公より年上だが、主人公の同僚だ
主人公が病院にお世話になる時に院長が、『医者見習いの息子がいるんだが、いつまでたっても真面目にやらんから、まだまだ医者にはなれんのだ。』と、ボヤいていた例の彼だ
しかし、主人公が医者見習いとして病院に入ってからは、病院長のボヤキは間違いだったのではないかと思う程にアサドは真面目に取り組んでいた
彼と初めて会った日、アサドは主人公を見て『運命だ、、、』と、呟いた
良きライバルと思ってくれて出た言葉なのか、ライバル出現で彼のやる気に火がついたのか、、、それはわからない
何はともあれ、院長が驚く位にアサドは真面目に取り組むようになり、彼と主人公は切磋琢磨しながら医師としての腕を磨いてきた
主人公にとっては、いわば戦友みたいなものだ
長身なアサドは高価なスーツを嫌味なく着こなし、艶がある黒髪も品よくまとめている
育ちの良さそうな顔は、いわゆるハンサムな部類なのだろう
街の女の子がよく騒いでおり、時には病院まで押しかけるほどの人気ぶりだ
高い鼻に涼し気な目元、男性的というより中性的な顔立ちの彼は女の子問わず街の奥様方にも大変な人気らしい
本人も自分の容姿をよくわかっているようで、その笑顔を武器に取扱注意の難しい患者も難なく相手にしている
自信に溢れた立ち振る舞いも、彼の魅力を引き立てているのだろう