第10章 罪の対価 ⚠
何かあったんだろうか、、、
そうも考えてみたが、昨日ベポ達はローについて特に何も言ってなかった
ローに何かあったというより、、、ローがそろそろ主人公の何の魅力もない身体に飽きてきた可能性の方がずっと高い
考えた瞬間に、胸がズキリと傷んだ
きっと、、、、きっと、そうに違いない
毎回、主人公が羞恥であれ快楽であれ、涙を堪えきれずに泣いてしまう事を彼は酷く煩わしそうにしていたから、、、、
そもそも、行為の際に主人公が産まれたままの格好に対し、ローはいつも軽く服を着崩しただけ
彼が服を脱いで、行為に及ぶことなんて一度も無い
一人だけ全てを曝け出され、乱れる姿を余すことなく見られる恥ずかしさといったら
まるでローにとってあの行為が、主人公を辱め傷めつける以外、何の価値もないのだと毎回思い知らされているようだった
加えてローは、絶対に主人公に口づけをしない
最初の夜、、、、
あと少しで唇が触れそうなところで、彼は苦しげに顔を逸した
愚かにも期待してしまった主人公は、苦いほどに思い知らされる事となったのだ
きっとローにとって、口づけは大切な人の為だけにするものなのだろう、、、と
口づけなんかなくたって、行為は終わらせれる
性欲の捌け口、ましてや奴隷になれと蔑まれ憎まれている自分に、昔のような口づけが与えられる訳がないのだ、、、、
それでもローは時折、酷く苦しげな表情で主人公を見つめる
ただ、ただ憎しみをぶつけられるだけなら、どんな仕打ちにでも耐えられる
それなのに、、、主人公を傷つける為に酷い言葉を吐きながら、ローは自分の方がずっと傷ついている顔をするのだ
その度に胸が締め付けられ、『大丈夫』だと、、、昔のように彼を抱きしめたい衝動に駆られる
自分に、そんな権利はありはしないのに