第10章 罪の対価 ⚠
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教会の朝は早い
まだ夜が明け切らぬ間に起床し、まずは朝の礼拝をすませる
それから教会の掃除を隅々まで済ませてから、主人公は1人簡単な朝食をとる
それから、礼拝に訪れる人の為に教会を開放する
「おはようございます。シスター。」
「おはようございます。今日も神のご加護ありますように。」
次々に礼拝にやって来る人々を、主人公はにこやかに迎え入れた
「シスター。子供が昨夜熱を出して、ちょっと診ていただけますか?」
「もちろん。こちらへ、どうぞ。」
教会内の一室を診療部屋に変えた、小ぶりな部屋が主人公の病院だ
大きな手術なんかはできないが、日常の診療なら充分に行える設備も整えている
「少し喉は腫れていますが、熱は高くはないようですね。この薬を飲んで、2、3日様子を見てみてください。もし熱が上がるようなら、また声をかけてください。」
「ああ。安心しました。ありがとう、シスター。」
「おはよう、シスター!こないだの湿布をもう1回もらえんか?あれが、よぉく効いたんじゃ。」
「かまいませんけど、痛い時くらい畑仕事は息子さん達に任せてゆっくり休んでくださいね。」
「なぁに、まだまだ!若いモンに負けておれんわい。」
「もう!でもくれぐれも、無理はしないで下さいね。湿布は多めに出しときます。」
こうやっていつも通りに過ごしていると、ローとの夜はまるで夢だったのではと思ってしまう
ローを想うあまりに見せた、主人公の欲に塗れた穢れた夢
確認するように、、、酷く噛まれていた左肩を修道服の上から指でそっと撫でてみた
触れた部分からは、疼きに似た痛みが走った
身体にはこんなにくっきりと、彼の名残りが残ってるのに、、、
昨夜、ローは来なかった
主人公が彼の奴隷となるという歪な契約を交わしてから、初めての事だった