第10章 罪の対価 ⚠
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、、、そろそろ、、、起きなければ、、、
主人公は鉛のように重い瞼を、無理矢理に開けた
部屋で唯一の窓に視線をやれば、微かに空が白み始めてきていた
もうすぐ夜明けだわ、、、、
どんなに身体が疲弊していても、夜明け頃になると主人公の意識は微睡みながらも浮上する
教会に住み始めてからの長年の習慣は、自分が思っている以上に自分の身体に染み付いているらしい
ここで起きておかないと、次に目覚めるのはいつになるかわからない
重く軋む身体をなんとか動かし、ベッドから起き上がろうとする
「、、、っ、」
身じろいた途端に足の付け根あたりから、ドロリと流れ出たものに息を詰め、主人公は今度こそはっきりと覚醒した
昨夜も、、、、幾度となく、ローに抱かれた
その残滓が、伝い落ちたのだ
目を覚ますと、彼の姿はいつもない
隣には温もりの残骸さえ残っていない
当たり前だった、、、
主人公を満足するまで抱いたら、ローは部屋に留まることは決してしない
さっさと身支度を済ませ、振り返る事なく部屋を出ていく
とは言っても、主人公の意識がある時だけしか知らないが、意識がない時も同じだろう
テーブルに目をやると、その上に水とともに置いてあるのは白い錠剤
ローが部屋を出る前に、毎回、用意しているものだ
重い体を引きずりながら、水と一緒にそれを飲み干す
飲んだのは避妊薬
彼も医師だからか、、、、そういう事を気遣ってくれるのが、まだ救いに思えた
ついこの間、主人公が新婚夫婦に処方した物と同じ薬
行為の途中に避妊具が破れてしまったのだと、慌てて病院に来たという彼女は、少し照れながら話をしてくれた
「まだ結婚したばかりだから、もう少しだけ、、、、二人の時間を楽しみたいんです。」と幸せそうに語った彼女に渡したばかりのこの薬を、、、まさか自分が飲むことになるなんて思わなかった