第10章 罪の対価 ⚠
そして必ず、彼女の中に己の欲望を放ってしまう
いつもならローは、そんな愚行は絶対にしない
どんな状況でも男としての欲望より、一時の快楽がもたらす結果を冷静に考えてしまうから
ローが女の中に精を放つことなど、今まで一度たりともなかった
避妊具はイヤだとか、安全日だから、、、、と言う浅はかな女の誘いにも応じた事はない
医師としても、男としても、それ位の心構えぐらいある
しかし彼女が相手だと、どうしても欲望を抑えることが出来なかった
何度も何度も、彼女の中にその薄汚れた白濁の欲望を放った
彼女を内側から、ぐちゃぐちゃに穢してやりたくて仕方がなかった
―――全くどうかしている、、、、
男としても、医師としても、最低なことをしている自覚はある
狂気じみた欲望に、自分でも吐き気がするほどだ
そして情事の後、疲れ切って眠る小さな彼女の姿を見て、いつも酷い後悔と焦燥感に苛まれるのだ
だからいつも、足早に彼女の部屋を後にしてしまう
主人公を自分のものにして、この手で徹底的に穢して、壊して、傷つけてやりたいという凶悪な気持ち
泣かせているのは自分なのに、哀しげに俯き声も出さずに涙を零す主人公を見ると、思いのほか胸がえぐられ身を引き絞られるような苦い気持ち
誤魔化しようもなく
どちらも、ローの本心だった