第10章 罪の対価 ⚠
―――なぜ、そんな風に笑う!?
―――なぜ、できねェと言わねェ!?
思わず吐き出しそうになる言葉を、ローはギリリと奥歯を噛んで飲み下した
怒りのままに折ってしまう前に、掴んでいた主人公の腕を離した
もはや、自分が何を望んでいるかもわからなくなった
『、、、、じゃあ、その服を脱いでみせろよ。』
驚いて見上げる彼女
戸惑った表情は、ほんの刹那
静かにその瞳を一度ゆっくりと閉じ、俺を見つめたかと思うと
震える唇が開いた
ドクリ、ドクリと、心臓が嫌な音をたてる
―――できないと、言えよッ!!
―――言えッ!!
―――でないと、俺は、、、、、!!!!
『、、、、私の、部屋へ、、。』
―――!!!!
―――もう、限界だった―――
肉体の死も、精神の死も、どちらも俺に差し出すという愚かな女
例え偽りの言葉だとしても、、、、黒く渇いた欲望の前にもう止める術はない
―――何も思うな、考えるな
―――ただ、ただ、憎めばいい
―――所詮、コイツは裏切り者だ
―――どんなに、傷つけたってかまわねェ、、、、
―――なぁ、そうだろ
鉛を飲み込んでしまったかのような、重い沈黙
『、、、、いい度胸じゃねェか。』
呻くように、呟いた
―――ならば、償ってもらおうではないか
―――目の前の、何もわかってない無知な女に
―――この飢えを満たす迄、とことん付き合ってもらえばいい
『、、、顔を、上げろ。』
僅かに掠れた自分の声には、思わぬ熱が孕んでいる
『あ、、、。』
顔を上げた主人公が俺を見て、小さく息を呑んだ
今、自分は一体どんな顔をしているのだろうか
―――今更、後悔しても遅ェんだよ、、、、
―――コイツを、ぐちゃぐちゃに、壊してやりたい
―――傷つけ、屈服させ、徹底的に貶めてやる
―――そうだ、もっと、、、もっと憎めばいい、、、
―――自分にはその権利があるのだから