第10章 罪の対価 ⚠
――できるできると、喚くのは簡単なんだよッ
――さぁ、次はどうでるンだ、、???
――本性を、、、本性をさっさと見せろよ
『ど、、れ、い、、?』
『そう、、、奴隷だ。』
ローの言葉がまるで想定外だったのか、主人公は明らかに動揺していた
先程までの強い眼差しとは打って変わって、蒼い瞳が不安げに揺れた
その姿を見たら、言い得ぬ充足感が湧き上がり、ローは気づかないうちに陰惨に口角を上げていた
―――それ見たことか、、、、
―――どうせ、お前にはその程度の覚悟しかねェんだよッ
嘲る気持ちと同時に、胸に広がる微かな安堵感
―――これで、思う存分に憎める―――
そんな言葉が、何故か頭を過った
――違うッ!俺はもともと、コイツを憎んでいる!!
一瞬でも血迷った事を考えた、自分自身に怒りを覚える
そんな迷いも一緒に吐き捨てるように、冷たく言った
『、、、出来もしねェくせに、適当な事『わかったわ。』』
適当な事、言ってんじゃねェと、、、蔑み、声高らかに嘲笑ってやる筈だったローの言葉は主人公の言葉で完全に遮られた
主人公は静かに、しかしキッパリと言った
瞳にはまた、あの訳のわからない強い光が宿っている
―――クソッ!!
爪が食い込むぐらいに、拳を強く握りしめたせいで先程の傷が開いたようだった
ジワリジワリと、白い包帯に血が滲んでいく
『お前、、、どういう事かわかってんのかよ、、。』
―――クソッ!!
―――なんで、コイツは、、、、ッ!!
ジワリ、、ジワリ、、まるで血が広がるようにローの心にも、何かが広がっては消えていく
―――クソッ!!
―――黙れよ、、、ッ!!
『ええ。、、、ローの言うとおりにするわ。』
それを聞いた途端、完全に頭に血がのぼった