第10章 罪の対価 ⚠
彼女の顎を強く掴んで、しっかりと見据えた
蒼い瞳が、酷く不安げに揺れている
『そんなに知りたいなら、教えてやろうか、、、』
『コラさんはな、、、。コラソンは、、、!』
自分でもこの言葉を吐き出す事が、今だに苦しかった
『死んだんだよ!!、、、あの島を出て、すぐにな!!』
主人公の瞳が零れんばかりに、見開かれる
わざとあの島を出てすぐに、と言葉にした
それは、暗にお前が裏切ったからだ、と知らしめてやりたかったからだ
小刻みに揺れる蒼い瞳が、ローを見つめた
嘘だと言ってくれと、澄んだ眼差しが懇願している
『ハッ、、、。まるで、信じたくないって顔だな、、、。』
もっとだ、、、
もっと、、、、傷つけよッ!
罪をつきつけるように、ゆっくりと言ってやった
『、、、コラソンは、死んだんだよ。』
その言葉に、主人公は心底傷ついた顔をした
開かれた蒼い瞳に、みるみると透明な水が溜まっていく
やがてそれらは自らの重みに耐えかねて、つぅっと彼女の白い頬を伝って落ちた
そして主人公は、声も出さないまま泣いた
次々に涙が溢れ、顎を掴んだローの指にまで伝い落ちてくる
涙は酷く温かかった
ローの思惑通り、傷つける事にまんまと成功したのに
その温かい涙に触れたら、体の芯から引き絞られる様な痛みを感じた
だから無理矢理に視線を外し、自分に言い聞かすように言った
『そう、、、あの人は、、、死んだんだ。』
いくら嘆いても、あの人は帰らないように、今更、コイツをいくら責めても時間は戻らない
そんな事はわかっていた
そしてコラソンが、こんな事を微塵も望んでいない事も
しかし、一度吐き出してしまったローの黒い感情は、堰を切ったように溢れ出て、、、、
もう、自分でも止める事はできなかった