第2章 暗闇に差し込んだ光
「ハトさん、ハトさん、今日はお友達を連れてきたの。
ちょっとだけ、赤ちゃんを見せてくださいな」
小さな声で主人公が鳩に話しかける
「お友達」というワードに、ー瞬胸がはねる
人間の言葉が山鳩にわかるわけないのに、、、、
確かに、山鳩はフフンとローを一瞥した
、、、、値踏みされてる、、、、
鳩に対して、そんな風に思う自分はおかしいだろうか
山鳩はじっくりとローを観察したあと、やれやれといった感じでに、ゆっくりと体を少しズラしてみせた
「わ〜ありがとう!」
主人公が歓喜の声を控えめにあげる
お腹の下にはわずか数センチのグレーの体に、黄色いフワフワの体毛に覆われたヒナが3羽、スヤスヤと眠っていた
思っていた以上に儚くて小さいヒナに
「、、、ちっせー」
思わず、呟いた
母親の体がズレたことでヒナ達は外気に当たった刺激で目を覚まし、すぐさまチーチーと口を開けてエサを催促している
小さい体からは想像がつかかないくらい大きな鳴き声で、口をパクパクしながらエサをねだっている
「ね〜小さくて、可愛い。」
フフっと主人公が笑う
山鳩は本格的に体を移動させ、食事を与え始めた
一羽一羽に口づけするように、くちばしをあわせる
「ヒナのときはお母さんが特別な食事を体で作って、赤ちゃんにあげるのよ。」
「へーっ、、、」
医学ならたくさん勉強したが、山鳩の生態は知らない
新しい知識に、おれは素直に驚きの声を上げる
なんか調子が狂う、、変なやつ、、、
ローはふと、主人公を見た
なんだか妙に、、、、プルプルしている
よく見ると、、、、ローは余裕で巣が見えてるが、主人公はかなり背伸びをしないと見えないらしい
つま先でギリギリな感じで立っている
しかも素足だ
「おい、そろそろ」
不安に感じたローが声をかけた
「そうね。見られたら食べにくいよね。」
よくわからない誤解をした主人公が、足を動かした