第9章 届かない気持ち
目障りだから、ここまで??
「イヤイヤイヤイヤ!そんなレベルじゃねーだろ、これは!」
シャチは思わず、叫んだ
「こいつ等が目障りって、、、別に絡まれたわけじゃねーだろ。あんた、さっきまで横で飲んでたんだし。」
ペンギンも、そんな理由では納得しないのか呆れたように言った
今にも、皆殺しにしそうな目をしてよく言うぜ、、、
「そうだよ。キャプテンらしくないよ。」
明らかに度を越した暴力に、ベポも悲しげにローを見た
きっと何か理由があるのだろうが、、、、
何を言われてもムッスリ顔でだんまりなとこを見ると、ローはこの暴挙の理由を言う気はなさそうだ
二人と1匹はため息をついた
「ちょっと、頭冷やせよ。」
「キャプテン、この島に来てからちょっとおかしいぜ。」
「そうだよ。キャプテン!」
3人がそう言うと、流石にローの殺気だけは収まった
しかし
「チッ、、、うるせェよ、、、。」
そう吐き捨てると、ローは背を向け店を出て行ってしまった
普段のローなら、絡んでくる輩がいても軽くノシてお終いなのに、、、、今日のは誰がどう見ても明らかにやりすぎだ
「オレ、股間がなんだか痛えよ。」
股間を押さえながらペンギンが呟いた
男達は何故か全員股間のあたりを集中的に攻撃されていた
二度と使いものにならないかもしれない、、、、
ペンギンは他人事ながら身震いした
しかも全員半殺し以上だ
能力も使わずに素手だけでこんだけ殴り倒すなんて、、、、どんだけキレてんだか、、、
「ホントに、どうしたんだろーな。あの人は。」
「うん。なんか変だよね」
シャチ達にさえ、あんな風な態度をとるなんて、、、やはり今夜のローはおかしい
しばらくは、一人でそっとしておいた方がいいだろう
3人の意見は一致した
3人は店内を見渡し、再びため息をついた
シャチ達にはとりあえず、、、店への謝罪と荒れた店内の片付けを手伝うという仕事が残されているようだ