第9章 届かない気持ち
「こないだは、痛い目に遭ったぜ。まったく。」
「しかし、俺はよぉ。どうしても、あの女が忘れられねぇんだ。あの細腰の感触や、気の強そうな瞳がよ。」
かなり離れた席だが、どう見てもガラの悪い連中の会話がローの耳に入る
「だからな、、、、この後、女の家に直接乗り込んでやろうと思ってんだ。」
「こないだは、邪魔が入ったが、、、。家に乗り込んで鍵をかけちまえばこっちのもんだ。」
「んで、どうすんだ?」
「決まってるだろ?」
「皆でマワそうぜ。」
下卑た男達の歓声が上がる
どこにでもクソみたいな男はいるもんだ
胸糞悪い話ではあるが、、、聞いたからと言っていちいち目クジラをたてる事じゃねェ
あの下衆な輩共は、酒を飲んでただ話をしているだけ
何も本当に、今ここで女を襲ってるわけではない
たとえ、これから実行されようとしている、反吐が出そうな計画の話であったとしても、、、、
自分は聖人君子ではない、一切関係ない話だ、、
そう思い、ローがそのテーブルの会話から耳を引き剥がそうとした時
「居場所は突き止めたんだ。名前もな。」
「この街外れの教会のシスターだってよ。」
「あの美人シスターをマワすなんて、今からアソコが疼くぜ。」
「待ってろよ、主人公め。」
、、、、主人公、、、、、
男達は、確かにそう言った
ドクリと
心臓が
嫌な音をたてた
主人公とシャチ達が出会ったきっかけ
それは、主人公が男達に絡まれていたところをシャチとペンギンが助けたからだと、、、
で は 、 い ま の は な し は、、、
瞬間に
ローの中で、ブチっと切れた音が確実にした
だ れ が 、 、
だ れ を 、 、 、
どうするだと!?
ローはユラリと、まるで亡霊のように席を立ち、、、
そこからは、まさに瞬殺
「「「「ギャッ!!」」」」
男達は短い悲鳴と共に、全員同時に床に崩れ落ちた
口からは泡を吹き、白目状態
おそらく最初の一撃で、意識は完全になかっただろうに、、、、
ローは更に男達を、殴り続けた