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星の舟【ONE PIECE】

第9章 届かない気持ち




そんな、ローにシャチが聞いた

他の二人には聞こえないように、こっそりと




「、、、もしかして、ローさん。主人公と知り合いだった??」



単なる見た目の好みではない、ローの主人公への態度

ほとんど二人は会話はしていないし、二人ともお互いのことを口に出したりはしない

しかし、ただならぬ雰囲気をシャチは察していた
 


「、、、、、知らねェよ。あんな女。」



ローはそれだけ言うと、次の酒をグビグビと煽り飲んだ

明らかに、これ以上は聞くな、という拒絶の態度にシャチは確信した

少なくともローは、主人公の事を知っている




「ま、あんたが言いたくねェなら、無理には聞かねェけどさ。」

「、、、、、、。」




否定はせずに黙り込んだのが、ローの返事だと受け取った

ローの昔の女説も考えてみたが、シャチはローを10年前から知っているのだ

それこそ、お年頃になってからはローもシャチもペンギンもそれなりに女遊びはした

3人ともそれなりの、いや年相応以上に経験値もあるだろう

特に、ローは昔からモテた

黙っていようが、愛想が悪かろうが、いつも女が寄ってくる

シャチが知り得るだけでも、数えきれない程の女と関係は持っていたはずだ

しかし、ローは大抵は1回きりの関係、多くて数回

身体を重ねるだけの、いわゆる割り切った関係

いくら相手女性がその気で迫っても、いわゆる『付き合う』関係というのをローは極端に嫌がった

何人の女がそれで泣いていたことか

所詮島から島への海賊なので、数カ月でも割り切ってローと付き合いたいという女は山程いたのに

それでもローは特定の誰かと付き合ったいうことは、シャチの記憶の中にはない

ましてやローが誰かを『好き』になったりだとかなんて皆無だ



悪く言えば、ローは女を道具にしか見てないようだった

シャチなんかは情に厚いので、数回身体を重ねた相手ならそれなりに情も湧く

燃えるような恋なんかはまだ経験した事はないけれど、それなりに恋愛もしたし、その数だけ別れもあった 


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