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星の舟【ONE PIECE】

第9章 届かない気持ち





チッ、一体何なんだ

今更、ダメだ!なんて言ったら、シャチ達にうるさくどやされるだろう

まァ、いい、、、、ちょうど腹が減っていたところだ

食いに行く手間が省けた、ちょうど良かった

それだけだ、、、ローはそう自分に理由付けた

あの女に何かされたとしても、今の自分になら対処できる







船を停めている場所から、程よく近い原っぱでお弁当を食べることにした


朝から腕によりをかけて作ったお弁当を広げる

といっても、庶民的なメニューしか作れないので、豪華なものは相変わらず何もないのだが


メニューは唐揚げと玉子焼きに根菜の煮物
汁物には、鍋ごと持ってきた豚汁
それに、たくさんのおにぎりだ


お弁当を開けると、3人がキラキラとした羨望の眼差しで見てくれるものだから、ちょっと恥ずかしい

「これが、弁当か〜!!」
「美味そうだなぁ!」
「早く!早く!食べようよ!」

おにぎりが入った箱も開いて、皆に取皿を渡した


「こちらが、おかかと昆布と鮭。こちらの皿は梅干しです。」

梅干しのおにぎりは別皿に分けてみた

ローは昔は梅干しが大の苦手だったから



梅干しと聞いて、ローの片眉が僅かにピクリと動くのを主人公は見逃さなかった

きっと今も梅干し嫌いなんだわ、、、、そう判断し梅干しのお皿をローから1番遠くに置いた

「ひっさしぶりだな!梅干し!」

「んん〜ん!美味そう!!」

「キャプテンはね〜、梅干しが嫌いなんだよ。」


やっぱり、、、

チラリとローを見ると、眉間にシワを寄せられた

まるで、悪いかよ、、、とでも、言いたげな表情だ




「「「いただきまっす!」」」
「、、、、、、。」



昨日と同様に、シャチ達は美味い!最高!と言いながらどんどん食べてくれた

でも、、、、皆が食べる中、ローだけは一向に箸を伸ばそうとはしない

それどころか、難しい顔をして何かを決めかねているようにも見える

やはり私が作ったものは、食べたくないのだろうか、、、、



仕方なく、主人公は小皿に何品か盛ってローに差し出した



「どうぞ、、。」

「、、、、。」




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