第9章 届かない気持ち
いきなりお弁当なんか作ってきて、やっぱり引かれてるんだわ
ああ!!、、、、穴があったら入りたい
「すみません、、、自分で食べます。皆さんはどうぞ食事に行ってください。」
そう言って、シュンとした主人公が大きな荷物を抱えた時
「オベントウ?」
「ベントウ!」
「ベントウって、もしかして、あの弁当か!」
「「「弁当!!」」」
3人が大声で叫んだ
「主人公!もしかして作ってきてくれたの!?」
「手作り!?手作り弁当?」
3人の大きな声にびっくりしながらも、コクリと頷く
「ぐはっ!まさか生きて女子の手作り弁当が食べれる日が来ようとは!」
と、シャチ
「神様!どうもありがとう!」
と、ペンギン
「うわぁ!おれ、手作りのお弁当なんて初めてだよ!!」
と、ベポ
あれ?もしかして、、、みんな、喜んでくれてる、、、、?
聞くと、どうやら3人は手作りの『お弁当』を食べたことがなく、『お弁当』というワードが、ちゃんと伝わらなかったから、、、というのが原因らしい
ああ、そうだったのね!本当に良かった!
でも、、、、
弁当〜!弁当〜!と、ワイワイと喜ぶ3人の様子を見て、ブスっとしている人が一人
問題はこの人だ
1番食べてほしいけど、、、絶対に食べてはくれなさそうな、、、
主人公は恐る恐る、聞いてみた
「あの、、、ローも、よかったら。」
「、、、、、、。」
ローは片眉を上げて、意地悪そうに言った
「フン、、、。食えるモンが入ってんだろうな。」
毒でも入ってるんじゃないか?という意味の、かなりの皮肉のつもりで言ってやったのに、、、、
主人公の顔がパァっと輝いた
「もちろん!!!食べてくれるの!?」
それから、心底安堵したように良かった、と、ヘニャリと笑うもんだから、、、、
ローは一瞬呆気にとられた
それをローの返事だと勘違いし、嬉しそうにベポ達とどこで食べるかなんて相談を始めた主人公を見て、、、、
正直、毒気を抜かれてしまった