第9章 届かない気持ち
しばらくシャチ達と話をしていると、ようやくタウロスさんがやってきた
タウロスさんは着くなり、この船だな、と、ズカズカと船に乗り込んで
「ちょっくら、見せてもらうぜ。ああ、作業の邪魔だからな。あんた達は船から出といてくれよ。」
タウロスさんの有無を言わさぬ勢いで、全員が船から降ろされる
無論、ローも例外ではない
「オイ、修理屋。船はちゃんと直るんだろうな。」
不機嫌さを隠そうともせず、ローがタウロスさんに言った
「あぁ?だから、それを今から見るんだろうが!直るか直らねぇかはその後なんだよ!これだから、素人は、、、って、、んん?」
ジロジロと、ローの顔を遠慮なく見ている
「、、、ンだよ。」
「あんたぁ、、、若ェのに、なかなかイイ面構えじゃねぇか!あんたが、船長かい??」
「、、、そうだ。」
「フーン、、、それで、その船長さんは名前くらいも名乗れねぇほど、小者海賊なのかい?」
ピクリとローの片眉が上がる
「、、、、トラファルガー・ローだ。そういうあんたも名乗らねェってことは、にわか仕込の修理屋か?」
今度はピクリとタウロスさんの片眉が上がる
「あぁ?なんだと??」
ビリビリと視線がぶつかり、二人は一触即発の雰囲気だ
「ロー、タウロスさん、、、。」
主人公は二人がどうなることかとハラハラしっぱなしだ
「キャプテン、すごく負けず嫌いだからな〜。」
ベポがため息をつく
「、、こんなじいさんにまで。」
「まったくだ。」
シャチとペンギンもため息をついた
「トラファルガー・ローか。フン、その名前は聞いた事あるぜ、、、。俺は船大工のタウロスだ。ガレーラカンパニーでは職長を任されていたんだ。安心しな、腕は確かだぜ。」
フフン、とタウロスさんが笑った
「、、、だいぶ古い船だ。舵が動かなくなった原因が知りたい。あと他に悪いとこがあれば全ての修理を頼む。」
ローも、フンと不適な笑みだ
「おお、俺に全部任しときな!」
ローとタウロスさん、、、、二人とも、、、
先程までにバチバチと睨み合っていたのに、あっさりと普通に話をしてる
男の世界はよくわからない
とにかく話が進んでよかった、、、と主人公はホッと胸を撫で下ろした