第9章 届かない気持ち
一体何なんだ、、、目の前のコイツは、、、、
突き飛ばされたと思ったら、赤くなったり、青くなったり、忙しそうなこった
そう思っていたら、真っ直ぐにこちらを見て、、、
―――謝られた
どうやら先程の悪魔の実の能力をシャチ達から聞いて、ようやく状況が理解できたらしい
遅ェんだよ、、、、
必死に謝る様子から、さっきのは嫌がっていたのではなく、、、、単に、かなり驚いただけらしいと言う事がわかった
ローを真っ直ぐに見つめ、素直に謝る主人公
また騙されている可能性も考えてはみた
しかし、このどんくさい女に騙されるほど、今の自分は間抜けじゃねェ
今の謝罪と感謝はとりあえず、“本物”らしい
(フン、何を考えてるか、読めねェヤツかと思ったが、、、ずいぶんとしおらしいじゃねェか。)
主人公は、自分の失態をてっきりローに怒られるかと思っていたのに
ローはそんな主人公を見て、意地悪そうにニヤリと笑った
「、、、、どんくせぇ。」
あいかわらずだな、、、、と言われたような気がした
途端に主人公の顔が赤く染まる
昔、ローに良くその言葉を言われたのだ
大人になってまでどんくさいと言われるとは、、、
事実なんだけど恥ずかしい
でも、、、
そんな意地悪な言葉でも、ローが自分を見て少しだけ笑ってくれた気がして、、、、
どうしよう、、、ちょっと、、
いや、、、、すごく!飛び上がる程に嬉しい!
「助けてくれて、、、本当にありがとう!」
笑顔でもう一度、お礼を言った
「、、、、!」
ローは一瞬、目を見開いて
それから、すぐに視線をそらした
その場にいた、シャチ、ペンギン、ベポはといえば、、、、
(えーーー???何?この空気、、、???)
口を挟める雰囲気ではなかった