第2章 暗闇に差し込んだ光
「良い子だな、、、」
その様子を見ていた、コラソンが呟く
ローにはフレバンスを出てから、友達なんかいなかった
しかも地獄を見てきたローの、あの子供らしからぬ雰囲気
ファミリーに属してからは、更に凄みを増した
加えて、白鉛病による肌の異変
ロー自身が「友達」という存在を、望んでいたかは別として、、、本来なら両親の庇護の元、たくさんの友人に囲まれて過ごす年頃だ
殺しや盗みばかりの生活に、ローを含めベビーGやバッファロー、、、、コラソンは子供をファミリーに置いておきたくなかった
年齢にそぐわない雰囲気を持つローに、全く臆せず笑顔で手を差し伸べた主人公
「良い子よ。本当に。」
リリスはフフっと笑った
「あんたもな。」
コラソンは呟いた
「え?」
「、、、誰もまともに、あいつに診察なんかしてくれやしなかった。」
そう、数えきれない程の病院をまわったが、その全てが診察すらしてくれなかった
人間扱いすらされないローが、どんな気持ちだったか、、、
コラソンは溢れそうになる感情を抑え込み、、、、なんとか声を絞り出した
「・・・ッ恩に切る。」
そんなコラソンに、リリスは困ったように笑った
「まだ、治ったわけじゃないわ。」
「、、、ローは本当に治るのか?」
何度目かの問い
疑るわけじゃないが、まだ全てを信じるにはあまりにも時間が短い
ローの為にも、何度でもコラソンは確認したかった
「治してみせる。約束するわ。」
リリスはコラソンの目を見て、はっきり言った
その瞳は、嘘偽りなど無い真っ直ぐな目で、コラソンは再び胸が熱くなった
「あいつを、よろしく頼む、、、、っ!」
コラソンが深々と頭を下げる
「今度こそ誰も、、、、死なせやしないわ。」
そう悲しそうに呟いたリリスの言葉が、コラソンに届くことはなかった