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星の舟【ONE PIECE】

第9章 届かない気持ち



「、、、バカが。」

その言葉に、、、彼女がギュッと瞑った瞼をそっと開いた


影を落とす程に長い睫毛がゆっくりと持ち上がり、蒼い海のような瞳が現われる


それにすら、心臓が小さく反応するなんて冗談じゃねェ

早いとこ、離しちまエばいいだけのに、、、

何故だか、体が動かない



蒼い瞳がローをしっかりと捉えた時、不覚にも息を飲んだ




次の瞬間




「キャーーーー!!!」


主人公の大きな悲鳴と共に、、、、突き飛ばされた


突き飛ばされたこと自体は全くダメージはないが、ローはその声で思わずその手を離していた


ドサリッ


当然ながら尻もちをついて落ちた主人公は、何がなんだかわかっていない様子だ


とにかく、よほどローに抱き止められたのが嫌だったのか、涙目でアタフタしている
 

その姿がまた癪に触った


助けてやったのに、、、、突き飛ばされる程に、嫌がられるとはな

チッ、、、助けるんじゃなかったぜ

モヤモヤと酷く胸がザワついた




一方主人公は、何がなんだかわからないまま、、、、

 
「、、、、、。」


恐る恐る見上げれば、とんでもなく不機嫌なローに見下ろされていた


こ、怖い、、、


「、、、お前のせいで、コーヒーを無駄にした。」


そう言って、ローは


“シャンブルズ”


指を少し動かしただけでパッと、手の中には濡れたマグカップが現われた


まるで、手品みたいだが

やはり、どういうことなのか全く理解できない




「主人公!大丈夫か!?」

「あっぶねー!ケガはないか?」

ペンギン、シャチが慌てて駆けつけてくれる


「ごめんね!主人公!おれがもっと、よく見てたら、、、。ほんと、使えないクマで、スミマセン、、!」

ガックリと膝をつくベポの姿を見慣れているのか、シャチとペンギンは気にもしてない


「さっすが、キャプテン!」

「ナイスキャッチ!」



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