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星の舟【ONE PIECE】

第9章 届かない気持ち




船を見せるって事は、アイツは梯子を登る

私室でコーヒーを飲む予定だったのに、何故か再び甲板に足が向いた

見るとすぐに、、、、なんとも危なげに梯子を登る
主人公の姿が目に入る


どんくささは10年経っても変わらないらしい

しかも扱いにくそうな修道服

ベポも心配そうに上から見てる



なんかあっても言い出したのはベポだ

ベポが何とかするだろう

ヤツは巨体の割にかなり機敏だ




俺には関係ねェ、、、、


しかし、何故かその場を離れる事ができず、ローはコーヒーを啜りながら、その様子を見物した


「、、、、、、。」


あまり慣れていないのだろう、主人公は不安そうな顔で慎重に梯子を登っている

何とかあと少しで登りきる姿を見て、もう大丈夫だと判断したのかベポがふと目を離した



オイ、、ちゃんと最後まで見とけ、、、、

でないとアイツは、、、



と、思った矢先

案の定、修道服の裾を派手に踏んづけやがった



”ROOM"

“シャンブルズ”



いつもなら不要な物を冷静に瞬時に捜し出し、身代わりにするのに、、、、

そんな物を見つける余裕さえなく、一番手近だった物、手の中のカップを選んでしまった



ドサリッ


腕の中に落ちて来た彼女




クソッ、、、!らしくねェ、、

コーヒーほとんど飲んでねェってのに、何やってんだ

胸の中で自分に悪態をつく




同時に、ローはある事を思い出した

昔、同じようなことがあった




あれはそう、初めて主人公と出逢った日

コイツが山鳩のヒナを見せてやると言って、一緒に木に登り、どんくさいコイツは先程と同じく足を滑らせて落ちた

その時は、、、少し小さいコイツを抱いて、俺はケツで着地するのが精いっぱいだった




しかし今は、、、、




あの時と同じような状況なのに、腕の中にすっぽりと収まっても余るほどに主人公は、驚くほどに小さくて軽かった


「、、、、、!!」

何故か、心臓がドクリとした


昔、殺してやりたいとまで思った悪魔のような女

それなのに、今、腕の中にいる彼女は酷く小さくて弱々しい


何だよ、これ、、、!!
こんな奴は知らねェ、、、!



そんな風に思ってしまった、自分に対しての言葉だった

「、、、バカが。」


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