• テキストサイズ

星の舟【ONE PIECE】

第9章 届かない気持ち




「えっと、ベポ、、、。とても嬉しいんですが、本当にいいんですか?」

「いいに、決まってるじゃん?なんで??」



ベポの柔らかい肉球に包まれて、早く早くと急かされる

船の見学には、航海士さんの許可があればいいのかしら

そう思い直し、荷物は一旦置いておいて、慎重に縄梯子を登る

ベポは慣れた手つきでヒョイヒョイと、瞬く間に登ってしまったが、、、

主人公は本来、運動神経が良い方ではない

決して悪いわけではないのだが、はっきり言ってどんくさい

自覚しているぶん、慎重になってしまう

修道服は全身が隠れるように、と裾が長目だ

こういう時はちょっと邪魔になる




慎重に、、、慎重に、、!気をつけなきゃ、、、!

自分にしては、順調だ、、、、

上まで、あと少し、、、、



そう思ってホっとした矢先、裾を大きく踏んでしまった

あっ!と思った時には、既に遅かった




落ちちゃうっ、、、!!!



”ROOM"



「キャッ、、、!」



“シャンブルズ”



瞬間、やってくる筈の浮遊感は何故か消え、どこかにすっぽりと落ちた


ドサリッ



次に感じたのは、毎日のように嗅ぎ慣れている消毒液の匂い

あれ?今日は白衣は着てないはずなのに

そして、さっき確かに落ちた気がしたのに、、、?




恐る恐る、目を開けると、、、、



「、、、バカが。」
  


上からは、心底呆れたような声

そして、ローの不機嫌そうな顔が目の前にあって、、、

すぐ近くで、ローの鳶色の瞳とはっきり目があった





な 、ん 、で、、、、?




主人公はローの腕に抱かれていた


なぜ?と、思ったのと叫んだのは同時だった





「キャーーーー!!!」


ドンッ!!!




思わず、目の前のローを突き飛ばした

当然、そのまま下にドサリと尻もちをつくように落ちて、ようやく気がついた



(え?、、ここ、船の上!?)
 


確かに梯子から落ちた筈なのに、、、

何がなんだかわからない



/ 482ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp