第8章 憎しみの形
「実はね。キャプテン、好みがあって、、。」
随分と言いにくそうにモゴモゴしている
「なんでしょう?」
ローの好み、、、それは是非聞いてみたい気がするけど、、、
「その、、、キャプテンね、昔からなんだけど、、ブロンドや蒼い眼の女の人が苦手みたいなんだ、、、。その、、つまり、、とっても言いにくいんだけど主人公みたいな。」
心臓が握られたように痛い
「、、、そう、、ですか。」
なんとか返事を絞り出す
「キャプテンはね、すっごくモテるんだけど、何故か昔からこの2つだけは駄目みたいで、、。どんなに美人でも、どちらかってだけで、すんごく女の子に冷たいんだ。」
「確かに、あの態度はひでーよな。」
「女の子、大抵ビビって泣いちゃうもんな。」
「だから、今日も機嫌悪かったんだろ。」
シャチもペンギンも、もったいないとか、なんでだろーな、と昔からの付き合いらしいが理由はわからないらしい
どうしよう、、、何か話さなければ、と思うのに、頭の中が真っ白になる
「だから、キャプテンは来ないと思うんだ。ごめんね
、主人公。せっかく誘ってくれたのに。」
そう、つまり、、、、
きっとこれは勘違いじゃない
ローが金色の髪と蒼い瞳が嫌いな理由は、至極簡単
ローが私を憎んでいるからだ
それこそ、視界に入れたくないほどに憎まれているのかもしれない
予想はしていた事だが、実際にベポから聞く事実は思っていた以上に主人公の胸を抉った
「、、、、、。」
何も、言葉が出てこない、、、、
涙腺がジワリと緩むのを感じ、慌てて気を引き締めた
優しい彼等の前で、、、泣くわけにはいかない
「、、、じゃあ、両方を持ち合わせている私はきっと嫌ですよね。大丈夫です。気にしません。」
努めて明るく言ったが、
嘘だ、、、本当は泣きたいくらいだ