第8章 憎しみの形
「し、親切な人が、縁あってその船大工に頼んでくれる事になりました!」
「フン、それで、、、」
「明日、もう1回その人に会うことになってます!」
「そうか、、、じゃあ大丈夫なんだな。」
「キ、キャプテン。その人もさ、頼んでくれるって言っただけで、約束はできないって。だから、船が直るかはまだわからないんだ。」
ベポが慌てて二人をフォローする
チッ、、、
あ、また舌打ち、、、
「「「、、、、、。」」」
(ど、どうしよう、、、、)
三人はいよいよ凍りついた
が、どうしても夜の楽しみを諦めきれない一人のクルーによって沈黙は破られた
「き、今日はもう何もできねぇから。キャプテン、酒場とかどうッスか?」
「「!?」」
ペンギンってすげー
シャチもベポもそう思った
時折、ペンギンはとんでもない程に怖いもの知らずだ
勇気あるペンギンの一言は、称賛に値する
が、、、誰もローには逆らえない
「あァ?」
ローのひと睨みで、話は終わった
「あ、ハイ。なしっスね。」
「すぐに飯の用意しまっす!」
「おれは買い出しの荷物を閉まって来よ〜かなっと。」
各々、蜘蛛の子を散らすように機嫌の悪い船長の元から去って行った
触らぬ神になんとやら
この日のハートの海賊団の食卓は、お通夜みたいに静まり返っていた