第8章 憎しみの形
立て続けに起こる出来事に頭が全くついていかなく、ついには軽い目眩がしてきた
なおもローを誇らしげに語るベポは、顔色が更に悪くなった主人公を見て
「あ、大丈夫だよ。海賊って言っても、キャプテンは優しいよ。無駄に人を殺したり傷つけたりはしないから。」
では、必要があれば、、、どうするんだろう??
そんな、想像を巡らし、、、思わず俯いてしまった
「おいベポ!主人公ちゃんはシスターなんだぞ!」
「殺すとか物騒なこと言うなよな。このバカクマ!」
「気が利かなくて、、、スイマセン。」
膝をつき落ち込むクマさん
そんなに落ち込まなくても、、、
気の毒なくらい落ち込むクマさんに、慌てて声をかける
「私なら、大丈夫です。ちょっと驚いただけで。ごめんなさい。そ、それで、この島には用事か何かご用事でいらしたのですか?」
主人公は思い切って聞いてみた
正直とても驚いたが、、、、
この人達とローが一緒にいるなら、、、、今すぐにローを捜さなくても心配はないだろう
ローがこの街に来た目的位は知っておきたい
「それが、船が壊れちまって。」
「そうそう。んで、慌ててこの島に寄ったんだ。」
「そうだったんですね、、。」
だからローは、この島に、、、
なんという偶然だろうか
きっと先程、彼は医師として訪ねて来たのだ
おぼろげに繋がった線が、段々と明確になっていく
「そういえばキャプテン、薬を買いに行ったのに手ぶらで帰ってきてさ〜。今、すっごく機嫌悪いよ。」
やっぱり、、、
彼は薬を求めて教会に立ち寄ったのだ
ローが機嫌が悪いのは、きっと先程の事があったから
呼び止めたにも関わらず、振り向いてももらえなかった
きっと、私の顔なんて見たくもなかったのだろう、、、
胸がチクリと傷む
「まじか。やべぇな。船大工も駄目だったしな。」
「え?この街、船大工いなかったの?」
「いやいや、いるのはいたんだけど。もう、すげぇ難しいオッサンでさ。」
「そうそう、おととい来やがれ!って、オレらたった今追い返されてきたとこ。」
「え〜。キャプテンに怒られちゃうよ。」
二人と一匹はワイワイと話し始めた