第8章 憎しみの形
「そうなんだ!おれはベポ。よろしくね!」
「あ、はい。」
毛むくじゃらの手を当たり前のように差し出されて、思わずこちらも手を出した
プニ、、、
あ、肉球気持ちいい、、、
「俺は、シャチ!」
「オレはペンギン!」
「「よろしくな!」」
続いて先程の二人にも自己紹介された
「ご挨拶が遅れ申し訳ありません。私は主人公と申します。この先の教会で、シスターと医師をしています。」
「へ〜、キャプテンと一緒だね!」
「俺らのキャプテンも医者なんだぜ。」
「そうそう。名医!!」
名医という言葉を聞き嬉しくなる
世の中に名医と呼ばれる人がいるのは同業者としても、とても嬉しい
その分助かる人が、たくさんいるということだから
「そうなんですね。あの、キャプテンって?」
キャプテンというのは、、あだ名か何かだろうか??
一瞬シャチが迷う素振りを見せたが、主人公を見て大丈夫だと判断したのか口を開いた
「俺達さ、海賊なんだ。」
すかさず、ベポが続ける
「ハートの海賊団なんだ。キャプテンの名前は、トラファルガー・ローっていうんだよ。」
え?
聞き間違いだろうか?
「主人公も医師でしょ?なら、聞いたことある?死の外科医って言われてて、ちょっとした賞金首なんだよ。」
聞いたことあるも何も、、、
たった今、必死に捜していた人物だ
ローが、、、、
死の外科医?
海賊団?
キャプテンで賞金首?
一気に信じられないような情報をさらりと言われ、
頭がパンクしそうだ
ベポの言葉がぐるぐると頭をまわる
では彼は海賊で船長で、名医と言われる医者でもあるが、死の外科医と言われているのか、、、