第2章 暗闇に差し込んだ光
「病気はね。大体原因があるの。その原因さえ突き止めれたら、、手遅れにならなければ大抵の病気は治せるわ。」
落ち着いてから、リリスは淡々と話し始めた
自信満々に言われたらかえって胡散臭いが、リリスは何気ないことのように言い放った
「これは遺伝的な病気よ。私の推測では遺伝子レベルの治療をしたら、意外と簡単に治ると仮説しているの」
簡単に、、、、簡単に治る病気が、あんなにもたくさんの人々を殺したっていうのか、、、
怪訝な顔をしたおれを見て、リリスが続ける
「もともとは、何の健康被害もなくフレバンスの人々は長年暮らしていたんだもの。もちろん寿命も全うしてね。昔から生活にも取り入れられたものが、掘り起こしたからって近年だけで遺伝的レベルまで影響されるのは、私はおかしいと考えたの。」
確かに、、、言ってることはわかる
フレバンスでは大昔から珀鉛が使われている
何百年の歴史があるのだ
医者であった父様も泊鉛病は必ず治る!治療法はある!と確信して、病に侵されながら研究を続けていた
「実際にフレバンスにも行ってみたけど、、、、」
なるほど自信があるのも頷ける
リリスはロー以上にフレバンスの街のこと、珀鉛病のことをよく知っていた
コラソンもいつになく真剣な顔で聞いている
「私はね、もともと遺伝子の研究者なの。今では医者みたいなことをしてるけど。フレバンスの悲劇を知ってから、ずっと研究してたわ。早く完成させたかったんだけど、色々あって。、、、、、ごめんなさい。」
リリスは突然に、深々と頭を下げた
「本当にごめんなさい。」
同時に、頭を下げたリリスの床にパタパタッと涙が落ちた
リリスが謝ることないのに、、、、
フレバンスの為に涙を流してくれる
「あんた、、、」
コラソンが思わず呟く
喉に熱い固まりが押し寄せてきたが、なんとか飲み下す
「リリスのせいじゃねーよ。」
「悪いのは金に目をくらんで真実を隠した政府と、病気をちゃんと理解しなかった奴らだ。」
「それに、リリスはオレを治してくれるんだろ!」
「だから、いいよ、、、謝らなくて。」