第8章 憎しみの形
その日
ローは次の島を目指し順調に航海をしていた筈だった、、、、
しかし、今まで順調に航行していた船が突然ガタンと大きな音をたてたと思ったら
なんと舵がきかなくなった
「あれれ?」
「おいおい、なんだよ。」
「なんかに、ぶつかったのか?」
この船のクルーである、ベポ・シャチ・ペンギンがそれぞれ持ち場から何事かと声をあげた
「、、、何事だ。」
ハートの海賊団の船長である、ローも私室で読んでいた本を危うく落しそうになり眉をひそめる
「おい。一体どうした。」
急いで舵室に向かうと、既に航海士であるベポが駆けつけていた
「わからないよ、キャプテン!突然舵が動かくなっちゃったんだ!」
舵が動かないなんてあるわけないと、シャチとペンギンも加わって3人と白くま一匹で力任せに舵を切ってはみたが、、、
大きくて古びた舵は1ミリだって動く気配はなかった
「だー!!なんだよ、ちっとも動かねぇ!」
「このボロ船め、ついに壊れたか。」
シャチとペンギンは必死で押したり、引いたりしてみる
「ほんと、いきなりなんだよ。動かなくなったの。」
さっきまでは、動いていたのにな〜とベポも首をひねった
全員で原因をあれやこれやと調べてみたがわからない
ローも考え得るトラブルを全て探してみたが、原因は一向にわからなかった
「キャプテン、こりゃ専門家に見てもらわねぇとわかんねーよ。」
「だな。応急処置くらいはできても、船に関してはオレら素人みてぇなもんだし。」
「どうする?キャプテン?」
二人と一匹は既に諦めモードだ
動かないものはしょうがない
しかし、波に任せていても埒が明かない
ここは大海原のど真ん中
舵が効かない以上、潮に任せてあてもなく流されてしまうだけだ
チッ、しょうがねェ、、
「ベポ!なんとかあの島まで行けるか?」
近くに島があるとはツイてる
あそこに、一旦停泊させよう
ローは、前方に小さく見える島を指さした