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星の舟【ONE PIECE】

第8章  憎しみの形




ドフラミンゴを

そして、あの女を、、、

殺してやりたいほどに憎んだ

コラさんの死さえあいつのせいだ、と




コラさんから頼まれた手紙を、偶然にもヴェルゴに渡してしまった自分の過ち

そんな現実からも、目を逸らしたかった



違うッ!

あれは、俺のせいじゃねェ!!



あいつにさえ出逢わなければ、コラさんは今でも生きているんだ

全ての元凶はあいつなんだと、彼女への憎しみを殊更に募らせた



―――捜し出して、必ず殺してやる!



まるで憎むことを止めてしまうと、生きてなんていけない位に憎んで、恨んで、そして呪った

憎しみはまるで底なし沼のように、もがけばもがくほどに奥底へ沈んでいく

あの頃の俺は、、、あいつを憎むことで自我を保っていたのかもしれない

そうでもしないと悲しみと後悔に、押し潰されてしまいそうだったから




コラさんの意志を継ぎ、ドフラミンゴを討つと心に誓った

―――あの女にもいつか復讐してやるッ!


そんな風に思いながら、ハートの海賊団を結成した

ふとしたきっかけで出逢った、シャチ、ペンギン、そしてベポとともに、野望の為に随分と無茶もしてきた

オペオペの実の能力を最大限に活かし、やれることは何でもやった

まさに死にものぐるいで、大海賊時代をのし上がってきた



そうやって1年が過ぎ、5年が過ぎ、、、、気が付けば10年という月日が経っていた

俺は“死の外科医”と呼ばれるようになり、2億というルーキーにしては結構な額の賞金がついた

手配書の額なんて興味はねェが、海賊としての箔は多少なりともついてきたのは確かだ





そして、、、

10年という月日は幾分かは俺に冷静さを取り戻させた




地位に権力、名誉や金、それらを守る為の嘘や裏切、、、

世の中はそんなものばかりが、腐るほどに溢れている

金の為に裏切る事なんて何も珍しいことじゃねェ

むしろどこにでも、転がってる話だ

あの女を憎んでいる事に変わりはなかったが、いつまでも過去に振り回されるのは嫌だった





そんな事では、あのドフラミンゴは倒せない

俺はコラさんの意思を継ぐ、そう心に強く誓った筈だ!

その為にも俺は、もっともっと力をつけなきゃならない

何者にも、揺るがされないよう、強くならなきゃいけねェんだ!!





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