第7章 償いと再会
思い切って神父様に相談してみた
今日の出来事と、昔、自分には医者になりたいという夢があったこと
そして、今でも医者になりたい気持ちがあること
「全ては神様の思し召しじゃ。お前が望むようにしなさい。なに、ワシもまだまだ現役だ。教会の事は気にするでない。」
そう言って、快く了承してくれた
自分を拾ってくださった時は、年だから色々と辛いから手伝ってくれたら助かる、、と仰っていたのに、、、
本当に、、、、神父様といい、この街の人は何故こんなに自分に優しくしてくれるのか、、、、
ありがたくて、どうやっても恩を返せそうにない、、、
「いいえ。神父様、教会の仕事はきちんとやります。
どちらも中途半端にはしたくありません。自分が決めた事ですもの。きっとやります。」
そうして、数日後には主人公は医者見習いとして病院で働くようになった
当たり前だが、病院に行っている間は教会の仕事はできない
いくら主人公がシスターになったと言っても、表立っての仕事は今でも神父様が行っている
主人公の仕事は教会での雑務がほとんどだ
病院の勤務前と勤務後に終わらせるには、無理がある量ではあったが、だからといってそれを理由に教会の仕事を手を抜くことはしたくなかった
自分が決めた事だ
誰にも迷惑をかけないようにしなきゃ
数年間は、教会の仕事と病院での勉強で慌ただしく、座って休む暇もなかったほどだ
しかし、毎日が目まぐるしいほどに忙しいのは主人公にとってはありがたかった
目の前の事以外、考える暇もなく動いてるとその間だけでも過去の辛いでき事は忘れることができる
以前は少しでも時間があると、どうしても思い出さずにはいられなかった
自分の愚かで浅はかな罪を
同時に浮かぶ、最後に見たローの憎悪でいっぱいの瞳
そして放たれた呪いの言葉
それでも会いたいと願ってしまう、自分の浅ましさ
そんな事を考えなくても良い程に身体を酷使することで、夜もベッドに倒れ込むと同時に眠りにつくことができる
打算的な事も考えはしたが、医者になり街の人の為に手助けになりたいと思っているのも真実だ
少しでも街の人の為になるよう、少しでも恩返しができるよう教会の仕事も病院での勉強も必死に頑張った